1000時間ヒアリングマラソンをやってみた感想
アルクの人気講座、「1000時間ヒアリングマラソン」を実際にやってみました。
1000時間ヒアリングマラソン - 株式会社アルク (alc.co.jp)
きっかけは会社で英語学習費用の補助が出ることになったので、前から気になっていた本講座を契約し、2月からやっています。。
6か月コースで30,800円、12ヶ月コースで54,780円。なかなか自腹ではできない金額です。私は12ヶ月コースを契約しました。
毎月、テキストと副教材のENGLISH JOUNALが送られてきます。
音声については、アルクの学習アプリ、テストコからダウンロード再生ができます。
英語を母国語としない日本人が、ニュースや会話、色んな場面の様々な生きた英語を大量に聞くことで、英語を身に着けるという発想で開発された教材で、アルクによると、1年間で1000時間、生きた英語を聞くことで日本語を介さずに英語を英語のまま理解できるようになるそうです。
1000時間÷365日で、一日約3時間ですね。英語圏の海外に住んでいれば一日3時間くらい英語を聞くことになるでしょうし、そう考えると1000時間聞くのは、リスニングに限れば1年間海外で生活したのと同じ効果が期待できるかもしれません。
さて、実際に使ってみての感想です。
まず教材のすべての英文に日本語のスクリプトが付いているので、辞書等を引く必要がないというのは良いですが、日本人向けに手加減したスピードではなく自然な速度と話し方な上、話し手も英米のネイティブだけでなく、英語を母国語としない人も沢山出てくるので、TOEICみたいな綺麗な英語しか聞いたことがなければ結構聞き取るのがきついです。私も正直きついです。
語彙や文法のレベルも高いので、英語中上級者以上でないとやりこなすのは難しいと思います。ニュースとかエッセイ的な内容の時は聞き取りやすいのですが、ミュージシャンへのインタビューとかで司会者とざっくばらんに話しているところとか、私にとっては日本語のスクリプトを見ながらでも難しかったです。
一日3時間を目安とのことですが、平日なかなか時間が取れず、恥ずかしながら一日30分くらいしか時間が取れていません。でも以前よりも英語が聞きやすくなり効果は表れてきているかなと思います。
世の中YouTubeとか無料の音源があふれている中で、月約5000円というのは高いと思いますが、リスニング素材の質の高さは他に類を見ないと思います。
例えば、ドラマ仕立ての会話とかもこの教材のためだけに作られています。
マンスリーテストや修了証の取得などを目指してモチベーションを維持することもできます。私自身はマンスリーテストはやらず、のんびり空いた時間に聞いています。
本当に難しくて大変なので、誰にも薦められるというわけではありませんが、TOEICとかの試験英語だけでなく、ネイティブ同士の生きた英語を理解したい人や、海外に留学や赴任する予定の人、英語上級レベルになりたい人にはお薦めだと思います。